相方のゆういちろうです。

こんにちは、ブライアンの相方のゆういちろうです。

今回は私のターンということで、彼と同じように大学卒業後〜2016/3/10に至るまでの経緯を私の視点から書かせていただきます。

 

大学卒業〜入社

私もブライアンと同じく、大学在学中は海外旅行くらいしかしてませんでした。

サークルも入っていませんでしたし、本当に隙を見つけては空港に向かい出国し、そのまま2-3ヶ月いろんな所をブラブラする学生生活でした。多分途上国とかの雰囲気が好きなんです。

そんな私も就活を細々と行い、入社先を決め大学を4年半で卒業しました。

私もとりあえず3年という誰が言い出したのかは知らないけれど、社会人の鉄の掟となっている「3年ルール」におとなしく従い、3年くらいは働いてみようかとぼんやり考えていたんですが、結局、11ヶ月で退社してしまいました。

 

社会人生活

本当に短い間しか経験していないので大して書く事はないんですが、私もブライアンと同じく東京の外資系企業で勤務していました。やはり何の縁かは分からないのですが、インド系のIT企業でした。

入社した理由は、偶然アプライしてタイミング良く入れてもらえたのでと言えばそれまでなのですが、強いて言えば「インド」、「IT」、「多分東京勤務」など何となく面白そうで自分にとって都合のいい言葉が並んでいたので決めちゃいました、そんなもんです。

そして実際どんなもんだったかちょっと分かりやすくお伝えするために、1つエピソードを書きます。エピソード1と書いてありますが多分2はないです。今後ネタが尽きてしまったら思い出してひねり出します。

 

〜〜〜〜〜〜〜〜〜エピソード1「配属」〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

5ヶ月の研修を終え(4ヶ月の日本での技術研修+1ヶ月のインド研修)、昨年の9月に配属が決まりました。当初は更なる技術研修の為、インドに5ヶ月間行く予定だったんですが、急遽そのお話がおじゃんになり(プロジェクトの人材要求が弱まった、というかなくなったと人事からは説明されました。大人の事情です。)、完全に配属が宙に浮いたまま2〜3週間が過ぎました。

そして9月末のちょうど残暑も終わりに近づき、気持ちよく晴れたある日の午後、インド人の上司から電話で呼び出されこう告げられました。

 

 

 

「Can you go to SHIGA from tomorrow?」

 

 

 

何を馬鹿なことを言っているんだお前はと。それがその瞬間の私の正直な感想です。

『私は君に「明日から丸の内のクライアント先に常駐してくれないか?」と、唐突だがある程度フェアな提案をしている』みたいな言い方で話すのを止めなさいお前はと。

ちょっと面食らいすぎて思考が20秒くらい停止してしまいました。

そして以下が私の英語がもう少し流暢で、私が強引かつ失礼とも取れる提案に即座にNOと言える非日本人的な精神力の持ち主だったら言いたかったことです。

 

WTF are you talking about? WHY SHIGA! WHY TOMORROW!!! I believe you don’t even know where SHIGA is, that’s why you could tell me that without any hesitation」

 

しかし実際に、私の口をついて出たのは「,,,Ok, that’s fine. But until when should I work there? And when can I come back to Tokyo?」でした。

完敗です。

交渉の主導権を握るには、相手が予期せぬタイミングで全くアンフェアな提案をする強引さ、図太さも必要だと私はインド人社員の方々から学びました。

 

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MTG in EbisuFlight to Bangkok

まあそんなこんなで思わぬ滋賀長期出張に行くことになり、結局2ヶ月で東京に帰還を果たしたんですが、その間に自分の中で今後の方向性が定まりました。退社の方向でと。退社の理由はブライアンと大体同じで、ITにあまり、というかほとんど興味なかったんです。

それを自覚し、確信したのは入社3ヶ月後くらいです。が、今後どうしようか考えたところ転職したいわけじゃないな〜と思い悶々とし、夏にインド研修、9月に配属決定などイベントが連続し中々決断出来ぬまま、無期限滋賀出張という不可解な判決、いや配属を言い渡されました。

10月の2週目を過ぎた頃、ちょっとブライアンに3年後の約束(参照;Title:なんでこうなってしまったのか Date:2016-4-28 Link: http://blue-north.hatenablog.com/entry/2016/04/28/202631)について3年は長過ぎるからもっと巻きでいこうと提案しようと考えていた矢先、彼から電話がありました。それは一緒に何か面白いビジネスを始めようという約束についてでした。もう始めようという提案に私は渾身のガッツポーズでした。

そうして私が出張の諸手続きの為東京に一時帰還している土日に恵比寿のサンマルクでミーティングを行いました。あの角にあるやつです。

とりあえずタイ行きの片道航空券を購入し、互いの意志が固いことを確認し、ミーティング後にガッチリ握手をしました。

そして2月に退社し、3月からどこか途上国でビジネスを始めることだけを約束し別れました。男の約束です。

その10日後に彼は勢い余って退社してしまったんですが。

10月から翌年の3月までは省略しますが、私は計画通り2月に会社を退社し、3月10日バンコク行きの飛行機に乗り込み、日本にしばしの別れを告げ、現在に至ります。

 

次回のタイトルは、「207号室」でブライアンが担当します。

不定期に更新していくのでお暇な時間にでもよろしくお願いします〜